OSHOuraraka0440のブログ

「 見 と 観 (五輪の書) 」…ものごとを 部分的に見るのは、6.3.3 で教わった・・・全体的に 観る眼を 培うのは、自分への “宿題” だ・・・。

…本当の あなたを発見するための針路図 ④ pp.41~44

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pp.41-44

☆ 5番目のサークルの層 ~ 中心 ~


「意識の多重構造マップ(コンシャスネスマップ)」の 最も奥のサークルに存在するものは、私たちの「中心」です。

中心は、まさに生命の神秘です。

太古から、人類は この神秘に魅せられ、様々なアプローチで この神秘を 解き明かそうとしてきました。


 しかし残念ながら、中心は概念を通しては 知ることができません。
言葉や 概念は、外側のサークルに属しているものだからです。

 私たちの知る限り、本当の意味で 中心を知る方法は、たった ひとつしかありません。

それは「ハート」を使うことです。
ハートだけが 中心を経験し、知ることができます。

 ハートを使うと、一人ひとりが 自分の中心に対して 独自の経験の仕方をするのですが、このことについては、第1章で じっくり学びますので、今は「そういうものか」と思っておいていただければ結構です。


 私たちの中心は、私たちが誰かということ、私たちの 実存の源泉です。

 あらゆる瞬間に、生命は新しく誕生しています。
形あるものは 形のないものから、つまり中心から生じているのです。
中心にあるのは 無形のものであり「無」や「空」と呼ばれるものです。

 この宇宙が ビックバンから生じたように、それは 源でもあり、そこから 形のあるものが生じています。

 中心は本当の意味での 命の源泉ですから、私たちが中心につながると えも言われぬ安堵感に包まれるのは ごく自然なことなのです。

ここには、平穏、静寂、沈黙、くつろぎ、ふたたび家に 戻ってきた という感覚があります。
中心では、広大な空間、無時間性、ひとつである感覚、静止した静けさを経験するかもしれません。

自分の中心に 気づき始めると、その経験が 自分独自のものであることがわかるでしょう。

 ちなみに、自分の中心に気づき、中心に つながりながら生きられるようになることを、一般に「悟り」と呼ぶのです。

悟りを得た人が 常に平穏でいられるのは、自分の中には “すべて” があり、外側の世界に 何も求める必要がないことを 知っているからです。

いつでも好きなときに 中心につながることのできる術を 知っていれば、安心して 人生という長い旅を 続けることができるでしょう。

今風に言うなら、常に 携帯電話の充電器を持ち歩いているのと一緒かもしれませんね *1
いつバッテリーが切れるかと、もう心配する必要はないのです。


「意識の多重構造マップ(コンシャスネスマップ)」は、5つの層からなっていますが、形あるものから、より繊細で形のないものへと図式化されています。
またそれは、気づきやすい順番でもあります。

 身体や行動は 最もはっきりと実体が見えるものですし、思考や人格も 少し意識を向ければ容易に気づくことができます。
感情は もう少し深い層にありますが、ときには自分の近くにいる人々が 感情を 同時に知覚できることからも わかるように、目には見えませんが、感情は そこに確かに存在しているのです。

 その次の層にあるのは 強みや才能、そして その奥に あなたの本質である、慈愛、優美さ、真実、信頼、調和、その他たくさんの 宝物が隠されています。

さらにその先にあるのが「中心という秘宝」なのです。
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(悟りのシンクロニシティ 2013.市場義人 訳者)pp.41-44

⑤…(☆・・・外側の層だけで生きている限り、いいこと/悪いことの 両方を引き寄せる) に つづく

*1: