「瞑想 (祝祭の芸術)」BHAGWAN SHREE RAJNEESH MEDITATION The Art of Ecstasy
(第1部 瞑想の力学より 引用)
第一章/ヨーガ------意識の成長
Yoga:The Growth of Consciousness
生の目的は 意識的になることだ。
それは単に ヨーガの目的であるばかりではない。
生の進化それ自体が、ますます意識的になるということだ。
しかし ヨーガとは もっとそれ以上を意味する。
生の進化とは ますます意識的になることだが、意識は常に “他”志向だ。
あなたは何かを、何か対象を 意識する。
ヨーガの意図は、どんな対象もなく ただ意識だけがとどまるような次元に 進化してゆくことだ。
ヨーガは 純粋意識に向かって 進化してゆく方法------つまり、あるもの を意識するのではなく、意識そのものになる 方法なのだ。
あるものを 意識するときには、あなたは 自分が意識していることを 自覚していない。
あなたの意識は あるものに 焦点が絞られている。
意識そのものの 源泉には あなたの注意は 向けられていない。
ヨーガでは その両方を意味するよう努力する。
意識の対象と 意識の源泉 の両方を------。
意識は 二方向に向かう矢になる。
あなたは 客体 (対象) を 自覚しなければならないし、同時に、主体も自覚しなければ ならない。
意識は 二方向に向かう 矢 の 橋 に なる必要がある。
主体は見失われてはならない。
客体に焦点が 絞られているときに、主体が 忘れ去られてはならないのだ。
これがヨーガの 第一段階だ。
そして第二段階は、主体と客体の 両方を落として、ただ 意識そのものになること。
この純粋意識こそ ヨーガの めざすものだ。
…以下 略・・・
(meditation the art of ecstasy 1976.スワミ・アナンド・ヴィラーゴ訳者 1981) p.34