OSHOuraraka0440のブログ

「 見 と 観 (五輪の書) 」…ものごとを 部分的に見るのは、6.3.3 で教わった・・・全体的に 観る眼を 培うのは、自分への “宿題” だ・・・。

…『信頼』とは ・・・「悟りのシンクロニシティ」より引用

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(pp.368~371)
◎・・・ 信頼もシンクロニシティの法則に必要な 本質のひとつ


 信頼は、シンクロニシティの法則に沿って 生きるために必要な本質のひとつです。

信頼も、感謝と同じく、サークルの内側の層に もともとあるものです。
中心において 命とひとつである感覚につながるとき、信頼は自然に起こります。
信頼は “あり方” であり、そこには 何の条件も存在しません。

 信頼という言葉は「期待」という意味で使われることがよくあります。
例えば
「私のクルマ、ちゃんと乗ってくれますよね。信頼していますよ」とか
「約束、守ってくれますよね。信頼していますよ」
などと言うことがあるかもしれません。
このように言うとき、クルマを借りる人や 私たちに何かを約束した人を 信頼するというのは、相手が私たちの 基準や考えに沿った仕方で振る舞うだろうと 期待しているという意味です。

 また「私は 存在(宇宙)を信頼しています。悪いようにするはずがありません」と言う人も いるでしょう。
このような場合、発言した人は、この世界が 自分を大事に扱ってくれている と思えるやり方で、自分の必要を満たしてくれることを 期待しているのです。


 信頼には、相手が 約束を守るとか、契約を履行する という表面的な意味があります。
 同意事項を守るのは 社会生活で大切な要素です。
しかし、人が そうするのを期待する というのは、信頼の 本当の意味ではありません。


 本当の信頼を 邪魔するのは何でしょう?

そう、表面で生きているときには、自分の中心、自分の本質につながっていませんでしたね。
もし ほとんどの場合がそうであれば、自分が 命から分離しているように見え、命の源泉は 自分の外側にある と考えてしまいます。

 そう信じてしまうと、人生は 思いどおりにならず、他人や環境、あるいは 運しだいで何かが 手に入ったり 入らなかったりするのだ と感じます。
 すると恐怖、不安、不確かさが 湧いてきて、いくら頑張っても 自分には 必要なものは与えられないのでは と疑います。

その結果、無力感や恐れを 感じるか、あるいは 安定や安心を手に入れるのに必要なものが 他人からくると思い、闘って他人を支配しようとします。


 だからこそ、「内なる引き寄せの法則」を理解することが 大切なのです。

これを理解すると、自分が自分の運命を握っていること、また自分が行ったり、手に入れたりするものに対して 責任を取るには どうしたらよいかがわかります。


 サークルの 外側の層にいながら、確実性も同時に手に入れようとすると、信念、マインドセット、それに人から 聞いた話にしがみつく傾向が生まれます。
マインドセットは ある種のアイデンティティーを与えてくれます。
 それがあると、何が正しく、何が間違っているかが わかったように感じるので、一時的に安心できるのです。

読者のみなさんは すでに、マインドセットが与えてくれる、この種の確実さは 本物ではないことを経験しているかもしれません。

 信念は 現実を 正確に映し出したものではないからです。
ですから、このような方法で 確実性を手に入れようとすると、疑いが浮上します。
疑いがあると もっと不安になり、恐怖がやってきます。

こうなると、疑いに対処するために さらに強く信念にしがみつきます。

 それで やっと安心できると思うのです。
恐怖と疑いは 私たちを表面に しばりつけ、クリエイティブに生きるのに必要な 生命エネルギーを消耗してしまいます。

・・・中略・・・

 信頼は 人の 内なる本質です。
信頼の状態にいる人は、命という現象と 切り離されていません。
 命という現象と、それ が与えてくれるものに開き、この世界を 敵ではなく友人だ と感じるのです。

苦しみや 試練が やってきても、心を開き、受容的なままでいることができます。

 すると、自分の 強みや直感的知性を使って クリエイティブに応対することができます。

信頼は、生きることの 深みに入るとき、姿を現します。

 その結果、あなたはシンクロニシティに 開くことができるのです。
信頼のエッセンスは、命と つながり、ひとつであると感じるのです。
それが感じられると、深く滋養が得られ、心が高揚します。

 以下 略、

(悟りのシンクロニシティ 2013.市場義人 訳者)pp.368-371

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