OSHOuraraka0440のブログ

「 見 と 観 (五輪の書) 」…ものごとを 部分的に見るのは、6.3.3 で教わった・・・全体的に 観る眼を 培うのは、自分への “宿題” だ・・・。

…「自分が 本当は誰なのか? 瞑想が その気づきを広げてゆく」

f:id:OSHOuraraka0440:20150805145757j:plain
pp.82~85
「自分が本当は誰なのか?瞑想がその気づきを広げてゆく」

 一般に 瞑想といえば、くつろぎや平穏が手に入るとか、心を おだやかにし、愛情や慈しみを深めるものだと考えられているようです。

 確かに瞑想には そういった働きが すべてありますが、それ以上のものでもあるのです。

 瞑想とは、“今ここ”に いることであり、この瞬間に 何が起こっていても、それ に気づいている ということです。

瞑想は、自分が 本当は誰か、という核心をも教えてくれる可能性を持っています。


 古来、様々なタイプの 瞑想テクニックが創り出され、多くの成果を生み出してきました。

「内なる本質」に つながると、これらの成果は 自然に起こります。
そして気づきこそ、私たちを「内なる本質」につなげるものです。

 ハートエクササイズのような 瞑想テクニックすべてが 共通して持っているもの、それは、内なる本質の様々な側面に もっと気づかせてくれることです。

 内なる本質に 気づくようになると、くつろぎ、平穏、沈黙、愛、慈悲などを 簡単に経験することができるようになります。

 それは、こういった特質のすべて、そして もっと多くの特質が すでに みなさんの中に存在するからであり、みなさんの 本質の一部だからです。


 こうした心の状態を 得ようとしても、それ が内側に すでに存在していることに 気づかないまま努力していると、挫折感や欲求不満を感じるかもしれません。

 試しに想像してみてください。
人が平穏を得ようとして努力する姿を・・・いったい、どうしたらよいと思いますか?

 何もしなくてよいのです。
何もしなくても、もともと自分には なれますよね。
自分に なろうとして、練習する必要などないのです。

 これは ステージに立つために、役者が演じる役柄を リハーサルするのとは違います。
仕事で使う技術を、練習しているわけでもありません。

 必要なことは ただ、自分が本当は誰か、ということに 気づけばよいのです。

そして、瞑想が その助けになります。
気づきを広げていくことこそが、瞑想の本質です。

 気づきが大きくなることで、すでに自分の中に存在する、おだやかさや そのほかの特質が 自然に見い出だされます。

そして、自分の本質を知ることで、人生を十分に生きながら、本来の自分でいることができるようになるのです。


 ◎・・・「日常生活の どんなことでも どんなときでも瞑想になる」


(悟りのシンクロニシティ.2013.市場義人 訳者)pp.82-85

f:id:OSHOuraraka0440:20150807080127j:plain