OSHOuraraka0440のブログ

「 見 と 観 (五輪の書) 」…ものごとを 部分的に見るのは、6.3.3 で教わった・・・全体的に 観る眼を 培うのは、自分への “宿題” だ・・・。

OSHO「ダイヤモンド・スートラ」⑩

【あるがまま】⑩

そして最後のもの、第九番目・・・
仏陀は、マインドの体験を 雲として、形を変えながら流れる雲として考えよ、と言う


あなたは 雲をながめる・・・
ときとして雲は 一匹の象のように見える
そして、それは たちどころに変わりはじめ、ラクダや馬や さまざまなものになる
それは 変わりつづける
それは けっして固定的ではない
非常に多くの形が現われて、消える
しかし、あなたは心配しない
雲が 象に見えるか、ラクダに見えるかが、あなたにとってどんな問題になる?
それは たいした問題ではない

ただの雲だ・・・
マインドも そうだ
あなたの 意識の まわりの雲だ

意識は 大空で、マインドは雲だ

ときとして、それは怒りの雲だ

ときとして、それは愛の雲だ

ときとして、それは貪欲の雲だ

しかし、これらは 同じエネルギーの さまざまな形態だ


選ばないことだ
執着しないことだ
雲の象に執着したら、あなたは惨めになる
次の瞬間には その象が去っているのを見る
そして、あなたは叫ぶ、あなたは泣く
だが、いったいだれに責任がある?
雲に 責任があるのだろうか?
雲は たんに その本性に従っているだけだ
憶えておきなさい
雲は 変わるために そこにある
マインドも そうだ

あなたの内なる大空から 見まもりなさい
そして 雲を漂わせなさい
ただ見まもる人になることだ

そして 憶えておきなさい
雲は往来するが、あなたは無関心のままでいることができる、ということを・・・

仏陀は【無関心】に 非常に重要な価値を与えた
彼はそれを ウペクシャと呼ぶ
無関心のままでいなさい
それは たいした問題ではない

・・・略・・・

すべてが 形を成す
人は これらの形を 気にかける必要はない

ただ 見まもることだ
マインドを このようにみなしなさい

 星、眼の瑕、燈火、
 まぼろし、露の玉、水泡
 夢、稲妻のきらめき、雲・・・
 条件づけられたものを
 このように見るがよい

そうすれば 条件づけは消える

そして、あなたは【無条件なるもの】に達する

その【無条件なるもの】が、如性、真理、真実、ヤター・ブータムだ


(ダイヤモンド・スートラ 1979.スワミ・アナンド・ヴィラーゴ訳者)pp.706-710